2026年5月時点での情報をもとにまとめています
まずは、ざっくり
芝・ダートの適性や距離について個体ごとに幅が見られるのが特徴。さらなる大物の登場にも注目。

ひかり
初期の産駒たちが4歳以降もどこまで力を発揮できるのかは、今後の評価を考えるうえでもひとつの注目ポイントになりそうです。
ひとつずつ、見ていく
概要
- モズアスコット産駒は、個体ごとに芝・ダートの適性が異なる点が特徴的なほか、距離も短距離から中距離まで幅広く対応しており、一頭ごとに適性を見極めたい種牡馬という印象があります。
- 産駒の仕上がりについては、2歳戦から動けるタイプも見られる一方で、持続的な成長を見せ、3歳で勝率を伸ばしていく傾向も確認されています。
- 産駒はまだ初期世代ということもあり、4歳以降の成績傾向については現時点で明確になっていないものの、古馬になってからどこまで力を発揮できるのかは、今後の評価を考えるうえでも注目していきたいポイントです。
- また、産駒の走りとしては、スピードとパワーのバランスの良さを共通点として、芝ではスピードを持続しながら直線でもしぶとく脚を伸ばすタイプが多く見られます。一方でダートでは、パワーと先行力を活かしながら流れに乗って押し切る形で強さを発揮するケースが多い印象です。
血統
- モズアスコットは、父Frankel、母India(母父Hennessy)という配合で生まれた種牡馬です。
- 現役時代は、スピードとパワーを背景に異なる条件への高い適応力を示し、安田記念とフェブラリーステークスを制覇するなど、芝・ダート双方でG1タイトルを獲得しました。また、3歳春のデビューから6歳まで長く第一線で活躍を続けた点からも、持続的な成長力を備えていたことがうかがえます。
- 父Frankelは、現役時代にG1競走10勝を含む14戦14勝という圧倒的な成績を残した欧州競馬史屈指の名馬で、芝マイルから中距離路線で圧巻のパフォーマンスを見せました。その走りは、高いトップスピードと持続力を兼ね備えていた点が特徴で、道中は前目のポジションから流れに乗りながら、直線では長く脚を使って後続を突き放す競馬を得意としていました。瞬間的な切れ味だけに頼るのではなく、高いスピードを維持し続けながら押し切る競馬スタイルには非常に安定感があり、展開に左右されにくい完成度の高さを持っていました。
- また、種牡馬としても世界的に高い評価を受けており、芝を中心にスピードと持続力を伝える産駒を多数送り出しています。
- 母Indiaは、アメリカで現役時代を過ごした競走馬で、ダートマイル路線を中心に複数の重賞勝利を挙げるなど、高い競走能力を備えていました。また、牝系をたどると、近親にも重賞勝利馬が複数見られ、ファミリーラインとしてのポテンシャルの高さと安定感が感じられます。
- 5代血統表では、Miswakiのインクロス(S4×M3)、Northern Dancerのインクロス(S4×S5×M5×M5)を持っています。

ひかり
芝・ダート双方で結果を残したモズアスコットらしい、万能性を感じさせる血統背景です
種付料

ひかり
供用初年度の種付料は200万円でしたが、デビュー初期世代の評価も高く、直近では600万円まで上昇しています
AEI(アーニング・インデックス)
- ”良”
1.5以上を「優」、1.0~1.5を「良」、1.0未満を「平均よりやや下」として見ています。
産駒傾向
活躍距離
- 芝 :短距離~マイル
- ダート:短距離~中距離
出走数の最も多い距離の出走数÷2を超える距離を抽出しています。
勝ちあがり率
- 新馬 :7.5%
- 未勝利:9.9%
2歳時点の牡馬と牝馬の勝率
- 牡馬:9.0%
- 牝馬:7.8%
成長
- ”ふつう”
”はやい”は2歳時に複勝率がいちばん高くなり、4歳にかけて少しずつ下がっていくタイプ
”晩成”は4歳にかけて複勝率が少しずつ上がっていくタイプ
”ふつう”はそのどちらにも当てはまらないタイプ
代表産駒
- 産駒はまだデビュー初期世代なので、これからどんな傾向が見えてくるのか、情報を収集していきます。
| 名前 | 性別 | 馬体重 (デビュー/引退or直近) | 賞金 (万円) | 勝利距離 (m) |
|---|---|---|---|---|
| モズナナスター | 牝 | 464kg/458kg | 8,174 | 芝1200 |
| ファウストラーゼン | 牡 | 462kg/454kg | 7,866 | 芝2000 |
| リリーフィールド | 牝 | 436kg/436kg | 6,035 | 芝1000~1400 |