2026年5月時点での情報をもとにまとめています
まずは、ざっくり
仕上がりの早さと高い勝ち上がり率が魅力。牡馬×サンデーサイレンスのインクロスにも注目。

ひかり
牡馬だけでなく、2歳牝馬で高い勝率を維持している点も注目です。
ひとつずつ、見ていく
概要
- モーリス産駒は、全体として芝を中心に安定したパフォーマンスを見せるタイプが多く、距離としてはマイルから中距離路線で良績が目立つ傾向が見られます。一方で、短距離でスピードを活かすタイプや、ダートで結果を残す産駒も一定数確認されており、個体ごとに適性の幅が見られる点も特徴です。
- 産駒の仕上がりについては、2歳戦から動ける完成度を持つタイプが多く見られる一方で、古馬になってからも成長が持続するケースが確認されており、早熟一辺倒ではない点は注目ポイントといえそうです。
- また、産駒の走りとしては、パワーと持続力を活かした競馬が目立ち、先行して押し切る形や、早めに動いて長く脚を使う展開で強さを発揮する傾向が見られます。
血統
- モーリスは、父スクリーンヒーロー、母メジロフランシス(母父カーネギー)という配合で生まれた種牡馬です。
- 現役時代は2歳10月のデビュー戦で初勝利を飾ったものの、3歳時には重賞タイトルへ一歩届かない時期が続きました。その後、転厩を経て4歳以降に才能を開花させ、安田記念、マイルチャンピオンシップ、天皇賞(秋)、香港マイル、香港カップなど国内外のG1を6勝。特に古馬になってからは、マイルから中距離路線で圧倒的なパフォーマンスを見せ、日本を代表するマイラーへと成長しました。
- その走りは、高い先行力と持続的な末脚を武器としていた点が特徴で、道中で流れに乗りながら直線でも脚色を鈍らせずに押し切る形で結果を残してきました。また、4歳以降に敗れたレースもすべて2着と、高いレベルで安定して勝ち負けを続けていた点も見逃せません。
- 父スクリーンヒーローは、グラスワンダーの代表産駒の一頭です。競走馬時代は23戦5勝と、勝ち切れないレースも少なくなかったものの、レースを使われながら古馬にかけて力をつけていったタイプと考えられ、4歳時にはジャパンカップを制しています。また、血統面では、父グラスワンダーを通じてロベルト系由来のパワーと持続力を受け継いでおり、日本競馬においては貴重な非サンデーサイレンス系種牡馬として存在感を示しています。
- 母メジロフランシスは、現役時代に勝利を挙げることはできなかったものの、2代母メジロモントレーは重賞4勝を挙げた活躍馬です。また、牝系をたどると、メジロ牧場ゆかりの歴史あるファミリーラインを感じられます。
- 5代血統表では、Northern Dancerのインクロス(S5×S5×M4×M5)を持っています。

ひかり
モーリスの現役時代の歩みを振り返ると、競走馬にとって厩舎との相性がいかに重要かを、あらためて考えさせられます
種付料

ひかり
供用初年度の種付料は400万円でスタートし、その後800万円まで上昇するなど一時的に評価を高めましたが、直近では600万円となっています
AEI(アーニング・インデックス)
- ”優”
1.5以上を「優」、1.0~1.5を「良」、1.0未満を「平均よりやや下」として見ています。
産駒傾向
活躍距離
- 芝 :マイル~中距離
- ダート:‐
出走数の最も多い距離の出走数÷2を超える距離を抽出しています。
勝ちあがり率
- 新馬 :16.4%
- 未勝利:8.9%
2歳時点の牡馬と牝馬の勝率
- 牡馬:18.0%
- 牝馬:11.9%
成長
- ”はやい”
”はやい”は2歳時に複勝率がいちばん高くなり、4歳にかけて少しずつ下がっていくタイプ
”晩成”は4歳にかけて複勝率が少しずつ上がっていくタイプ
”ふつう”はそのどちらにも当てはまらないタイプ
代表産駒
- 獲得賞金が10,000万円を超えている産駒を見ていくと、18頭中14頭が牡馬と、やや牡馬に偏る傾向が見られます。
- また、同条件で5代血統表に注目してみると、18頭のうち15頭がサンデーサイレンスのインクロスを持っているという共通点も見られていて、このあたりの血統構成がパフォーマンスに影響している可能性もありそうです。
| 名前 | 性別 | 馬体重 (デビュー/引退or直近) | 賞金 (万円) | 勝利距離 (m) |
|---|---|---|---|---|
| ジャックドール | 牡 | 502kg/506kg | 47,204 | 芝2000~2000 |
| ジェラルディーナ | 牝 | 440kg/466kg | 44,545 | 芝1800~2200 |
| ノースブリッジ | 牡 | 468kg/504kg | 24,476 | 芝1800~2200 |