ナダル

2026年5月時点での情報をもとにまとめています

まずは、ざっくり

2歳戦から活躍できる仕上がりの早さと高い勝ち上がり率が魅力。さらなる大物の登場にも注目。

ひかり
ひかり

初期の産駒たちが4歳以降もどこまで力を発揮できるのかは、今後の評価を考えるうえでも、一つの注目ポイントになりそうです。

ひとつずつ、見ていく

 概要

  • ナダル産駒は、まだデビュー初期の世代ではあるものの、ダートを主戦場として高いパフォーマンスを示すタイプが多く、距離はマイルから中距離を中心としながらも、一部では短距離帯でも好走が見られるなど、幅広く対応できる点が特徴といえそうです。
  • 産駒は、新馬戦から勝ち上がるケースが複数確認されており、初年度から高い勝ち上がり率を記録するなど、早期から動ける完成度の高さが表れています。一方で、ダート戦線での継続的な好走からは、単なる早熟型にとどまらず、実戦経験を重ねながらパフォーマンスを維持・向上させていくタイプも含まれていると考えられます。
  • また、産駒の走りとしては、パワーと持続力をベースにしたダート向きの競馬が目立ち、先行して粘り込む形や、早めに動いて長く脚を使う展開で強さを発揮する傾向が見られます。特に日本のダート条件に対する適応力は高く、馬場やコースを問わず安定して走れる点は評価できるポイントといえそうです。
  • 全体としては、現時点でも一定の傾向は確認されているものの、サンプルの蓄積に伴って、今後その輪郭がよりはっきりしてきそうです。

 血統

  • ナダルは、父Blame、母Ascending Angel(母父Pulpit)という配合で生まれた種牡馬です。現役時代は3歳デビューから無敗の4連勝でアーカンソーダービーを制するなど、ダート路線で高い完成度と能力を示しました。その後は怪我により惜しくも引退となりましたが、短期間で結果を積み重ねた点から、早期段階で能力を発揮できる資質を備えたタイプといえそうです。
  • 一方で、古馬となった際にどのようなパフォーマンスを示したのかという点については未知数な部分もあり、その影響が産駒の成長曲線にどのように表れてくるのかは、今後の注目点といえそうです。
  • 父Blameは、アメリカ競馬を代表するダート中距離馬で、13戦9勝を挙げ、敗れたレースでもすべて3着以内に入るなど、非常に高い安定感を持った競走成績を残しています。特に2010年にはブリーダーズカップ・クラシックを制し、当時無敗だったゼニヤッタに唯一の敗北を与えたことで知られており、この勝利を含めて同年の最優秀古馬にも選出されています。レースぶりとしては、先行から好位で流れに乗り、直線で長く脚を使って押し切る持続力型の競馬が特徴で、安定して高いパフォーマンスを発揮したタイプといえます。
  • 母Ascending Angelは、現役時代に勝利こそ挙げられなかったものの、10戦以上の出走経験があり、複数回の3着以内入着を記録している点から、一定の競走能力を備えていたと考えられます。また、牝系をさかのぼると重賞勝利馬が複数見られており、ファミリーラインとしてのポテンシャルと安定感が感じられます。
  • 5代血統表では、Mr. Prospectorのインクロス(S4×M4)とNorthern Dancerのインクロス(S5×S5×M5)を持っています。
ひかり
ひかり

怪我がなければ古馬でどのようなパフォーマンスを見せていたのか、その“続き”を想像させる種牡馬といえそうです

 種付料

ひかり
ひかり

供用初年度は種付料400万円でスタートし、現在は800万円となっています
初期の産駒たちの古馬になってからの活躍に注目です

 AEIアーニングインデックス

1.5以上を「優」、1.0~1.5を「良」、1.0未満を「平均よりやや下」として見ています。

 産駒傾向

 活躍距離

  • 芝  :‐
  • ダート:マイル~中距離

出走数の最も多い距離の出走数÷2を超える距離を抽出しています。

 勝ちあがり率

  • 新馬 :20.2%
  • 未勝利:15.9%

 2歳時点の牡馬と牝馬の勝率

  • 牡馬:21.2%
  • 牝馬:20.0%

 成長

  • ”ふつう”

”はやい”は2歳時に複勝率がいちばん高くなり、4歳にかけて少しずつ下がっていくタイプ

”晩成”は4歳にかけて複勝率が少しずつ上がっていくタイプ

”ふつう”はそのどちらにも当てはまらないタイプ

 代表産駒

  • 産駒はまだデビュー初期世代なので、これからどんな傾向が見えてくるのか、情報を収集していきます。
  • 獲得賞金が5,000万円を超えている産駒を見ていくと4頭中4頭がMr.Prospectorのインクロスを持っているという共通点が見られていて、このあたりの血統構成がパフォーマンスに影響している可能性についても、引き続き注目していきたいところです。
名前性別馬体重
(デビュー/引退or直近)
賞金
(万円)
勝利距離
(m)
メモリアカフェ496kg/485kg9,760ダ1600~2100
プロミストジーン452kg/465kg8,781ダ1400~1800
クレーキング478kg/495kg7,807ダ1400~1800