リアルスティール

2026年4月時点での情報をもとにまとめています

まずは、ざっくり

勝率、大物率ともに牡馬が有利。Northern DancerやMr.Prospectorのインクロスにも注目。

ひかり
ひかり

牡馬優勢の流れや、相性の良さがうかがえるインクロス傾向が、この先どこまで再現されていくのかは、引き続き注目したいポイントといえそうです

ひとつずつ、見ていく

 概要

  • リアルスティール産駒は、マイルから中距離を中心に、芝・ダートの双方で適性を見せるタイプが出ている点が特徴的です。
  • 産駒傾向を少し分解してみると、瞬間的な切れ味だけでなく、流れに乗って持続力を活かす競馬に向くタイプが比較的多く、ディープインパクト系らしいしなやかさに加え、母系由来とも感じられるパワーや底力がうかがえる点は面白いところです。
  • また、2歳戦から動ける産駒がいる一方で、古馬になってから力をつけるタイプも見られ、早熟一辺倒ではない点も特徴のひとつといえそうです。成長力を含めて見ていける種牡馬、という印象があります。
  • 気性面では前向きさを持つ産駒が多く、それが推進力につながる一方、若いうちは粗さとして出る場面も見られます。ただ、経験とともにまとまってくるタイプもいて、このあたりは育成面も含めて興味深いポイントです。

 血統

  • リアルスティールは、父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー、母父Storm Catという配合で生まれた種牡馬です。現役時代には、しなやかなストライドと持続力を活かし、中距離戦で高いパフォーマンスを見せ、Dubai Turf制覇をはじめ国内外でトップクラスの能力を示しました。流れに乗ったときのパフォーマンスの高さが特徴的で、瞬発力だけでは整理しきれない総合力を備えていた点は見逃せません。
  • 父ディープインパクトは、サンデーサイレンスの代表産駒であり、競走馬・種牡馬の両面で歴史的な成功を収めた、日本競馬を象徴する存在といえます。現役時代には無敗でクラシック三冠を達成し、その圧倒的な能力から「究極のサラブレッド」と評されることもありました。種牡馬としても長く国内リーディングサイアーの座を維持し、日本のみならず欧州クラシックにも活躍馬を送り出してきた点は特筆すべきところです。
  • 父の身体的な特徴としては、比較的小柄ながらバランスに優れた馬体と、高い柔軟性を備えていた点が象徴的です。しなやかさとバネを感じさせるフットワークはディープらしさとしてよく語られ、軽さのある走りと効率的な推進力は大きな魅力でした。また、前向きで競走意欲の強い気性を持ちながら、人懐っこく穏やかな一面もあったとされ、身体構造、走法、気性の完成度が高い水準で結びついていた点こそ、ディープインパクトの特別さを形づくっていた要素といえそうです。
  • 母ラヴズオンリーミーは米国で生まれた馬で、現役時代は未出走ながら、名牝Miesqueにつながる世界的な名牝系に属する血統背景を持っています。この牝系は競走能力だけでなく繁殖としての質の高さでも知られていて、血統背景そのものに強い奥行きがあります。
  • 繁殖牝馬としては、リアルスティールに加えて、ラヴズオンリーユーのようなG1馬を送り出しており、ファミリーラインとしての水準の高さは見逃せません。スピードだけでなく、パワーやクラシック的な奥行きを感じさせる点は、この母系の特徴として興味深いところです。父系が伝えるしなやかさに対して、母系が力強さや厚みを補っているようにも見え、この配合バランスはリアルスティールの個性を考えるうえで面白いポイントといえます。
  • 5代血統表では、Northern Dancerのインクロス(S5×S5×M4)を持っています。
ひかり
ひかり

ディープ×名牝系らしい配合の美しさが感じられる血統です

 種付料

ひかり
ひかり

供用初年度は200万円でスタートしましたが、近年はフォーエバーヤングを筆頭に活躍馬が相次ぎ、種牡馬としての評価を大きく高め、今年は種付料が1,000万円に引き上げられています

 AEIアーニングインデックス

1.5以上を「優」、1.0~1.5を「良」、1.0未満を「平均よりやや下」として見ています。

 産駒傾向

 活躍距離

  • 芝  :マイル~中距離
  • ダート:中距離

出走数の最も多い距離の出走数÷2を超える距離を抽出しています。

 勝ちあがり率

  • 新馬 :10.8%
  • 未勝利:9.6%

 2歳時点の牡馬と牝馬の勝率

  • 牡馬:14.7%
  • 牝馬:7.6%

 成長

  • ”ふつう”

”はやい”は2歳時に複勝率がいちばん高くなり、4歳にかけて少しずつ下がっていくタイプ

”晩成”は4歳にかけて複勝率が少しずつ上がっていくタイプ

”ふつう”はそのどちらにも当てはまらないタイプ

 代表産駒

  • 獲得賞金が5,000万円を超えている産駒を見ていくと、21頭中牡馬が19頭と牡馬に偏る傾向が見られました。
  • また、5代血統表に注目してみると、21頭のうち19頭がNorthern DancerやMr.Prospectorのインクロスを持っているという共通点も見られていて、このあたりの血統構成がパフォーマンスに影響している可能性もありそうです。
名前性別馬体重
(デビュー/引退or直近)
賞金
(万円)
勝利距離
(m)
レーベンスティール480kg/492kg33,157芝1800~2200
フォーエバーヤング526kg/551kg29,420ダ1600~2000
ビダーヤ504kg/498kg12,779ダ1400